この度、伝統ある愛知県学校薬剤師会会長に、木全前会長の後を受け就任致しました。
歴代の会長並びに会員の諸先生のご努力・ご協力を無にすることなく、微力ではございますが全力を振り絞り会務を遂行するとともに、学校薬剤師の地位向上と社会的な認知度の向上を目指していきたいと考えています。 会員の先生方には従来にもましてご支援・ご協力をお願い 申し上げます。
　さて、コロナ禍を含め学校環境衛生基準」が３回改正が行われたこと、学校施設整備指針の改定、学校の教室環境（空調、照明、トイレのドライ方式化等）が大きく変化したこと、さらにはコロナ禍で長く使用していなかった施設設備の老朽化等から、学校管理下で発生した事故等で、学校の施設設備の設置または管理の瑕疵に起因した事故等が見られるなど、定期検査においては施設設備に対してより適切な指導助言が望まれる状況が見られ、学校薬剤師の行う学校環境衛生活動の視点を新たに更新しながら対応していく必要があるとも考えます。令和年７月に８年ぶりに"学校薬剤師のための「学校環境衛生活動教本2023」"を新たに刊行、全会員に配布させていただきました。先生方には 「定期検査」等における「指導・助言」で是非、参考資料として活用していただければと考えます。
　また、食物アレルギー等の問題、医薬品の不適切使用にあたる過剰摂取（オーバードーズ）の問題、食品であるサプリメントに絡んだ事件など、エピペン講習や薬物（医薬品）乱用防止、くすり教育に対する活動の推進も喫緊の課題といえます。
学校薬剤師が行う学校環境衛生活動を通して、今の子供たちの安全を守るとともに、薬物乱用防止教室や薬の正しい使い方の指導を通して未来の子供たちの安心を守る。
「全ては子供たちの笑顔のために！」
今年も皆さんと良い仕事を続けて行きたいと願っております
会員の先生方のご支援・ご協力を宜しくお願い申し上げます。